冬瓜はカロリーも低くてダイエット中にも使えますし、健康効果も高く、糖尿病予防にもなると言われています。実際、病食で出されることも多いヘルシーな野菜で、味もクセがなくて食べやすいです。
見た目はズッキーニのようで、食べた時の味や感触は大根に似ています。強いニオイや味がないため、とてもあっさりしています。
今日はそんな冬瓜について掘り下げてご紹介していきます。いかにもヘルシーに見える冬瓜ですが、具体的にどのような健康作用が期待できるのでしょうか。
冬瓜の効能・特徴
「冬瓜」というくらいなので、冬が旬の食べ物かな~と思いきや、冬瓜の旬は夏です。特に6月~9月にかけておいしいです。水分が多い野菜なので栄養がないという方もいますが、実は優秀な野菜です。
長期間保存がしやすく、冬でも食べられるため、冬瓜と呼ばれるようになりました。保存性に優れている上、以下のような健康効果が期待できます。
・消炎効果
・便秘改善
・利尿作用
冬瓜は水分が多いこともあり、特に利尿作用が高いです。余分な水分や老廃物を排出してくれるため、ダイエット中のデトックスにもいいですし、腎臓病や高血圧にも効果的です。
消炎効果もあるため、皮膚のダメージの修復を早くしてくれます。昔、中国では美白クリームの原料としても冬瓜を使っていたと言われています。古代から、化粧品としても活用されていたのですね。
美白になりたい女性や、肌荒れやニキビなど肌の炎症でお困りの方にも、冬瓜はおすすめです。
夏の水分補給にも!
冬瓜は95%以上が水分なので、夏には水分補給でき食品として食べられます。夏バテ気味の時も、冬瓜を食べることで水分摂取ができ、夏バテの回復が期待できます。
また、カリウムは特段多いわけではないものの、スイカの倍ありますし、きゅうりとほぼ同等です。余分な塩分や水分を出してくれ、むくみもスッキリするでしょう。
糖質の吸収を防いでくれる
冬瓜は糖尿病予防にもなりますし、糖尿病食としてもおすすめです。糖質はダイエットや糖尿病の大敵ですが、炭水化物であるパンやご飯までやめてしまうというのはできませんよね。
冬瓜には、体内で糖質の吸収を緩やかにしてくれる作用があります。
たとえ糖質の多いご飯やパンを食べていても、冬瓜も一緒に食べていれば、糖質の吸収を抑えられるということですね。
それは、冬瓜に「サポニン」という栄養素が含まれているからです。これによって、糖尿病のリスクは肥満を防ぐことができます。
さらに冬瓜は、すでに体内に定着してしまっている脂肪を排出する作用にも優れています。ということは、wの効果で糖尿病やダイエットに効果を発揮してくれるのですね!
冬瓜の食べ方
冬瓜は、茹でてから使うのが一般的です。
ただし、正しい茹で方をしないと冬瓜の青臭さが出てしまう可能性があります。
茹でる時はたっぷり入れたお湯を沸騰させ、5分ほど下茹でしましょう。
これくらい茹でておけば、冬瓜の青臭さが消えるでしょう。
冬瓜の食べ過ぎで副作用が起こる?
冬瓜を食べ過ぎたとしても、リスクはあまりないと言われています。柔らかくて刺激も少ないため、風邪の時に食べるのもいいですし、風邪予防として食べるのにもおすすめです。
また、100グラム当たり15カロリーしかないこともり、食べ過ぎても太りにくいです。そういうわけで、ダイエット中にもぴったりな食材とも言えます。
しかも水分がほとんどなので、満腹感を得やすく食べ過ぎを防ぐことができます。食欲があってつい暴飲暴食してしまうクセがある人は、食べ始めの時に冬瓜を食べておくと安心ですね。
冬瓜をもっとおいしく長持ちさせる保存方法
カット済みの冬瓜を保存する時は、スプーンでワタと種をあらかじめ除去しておきます。
皮はついたままでいいので、キッチンペーパーで冬瓜を包み、さらにラップで包みます。
そして冷蔵庫の野菜室に保管します。5日以内に使い切りましょう。
丸ごと冬瓜を保存したい時は、冷暗所なら半年くらいもちます。冷蔵庫で保存したい時は、皮つきのままキッチンペーパー→ラップで包み、野菜室で保存します。
最大で3カ月もちます。
冬瓜のレシピ
ダイエット中でも、体調が優れない時にも食べておきたい、ヘルシーな冬瓜スープをご紹介します。トマトと合わせた優しいスープです。
<冬瓜とトマトの優しいスープ>
・材料
トマト 1個
冬瓜 150g
コンソメキューブ 1個
すりおろした生姜 適量
パセリ 好み
水 300ml
塩 適量
・レシピ
冬瓜は1センチくらいに切る
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トマトはヘタを取ってくし型に切る
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お鍋にコンソメキューブやすりおろし生姜、水を入れ、
中火で冬瓜がトロトロになるまで煮る
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塩を入れて煮る
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器に盛ってパセリをふりかける
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完成!
<ポイント>
塩の加減は味をみながら調節しましょう。トマトは煮過ぎると色がくすんでしまうので、煮過ぎに気をつけましょう。