そばはツルツルっと食べやすく、男女問わず好きな人が多いですよね。日本食の1つとして人気の高いそばですが、ただ美味しいだけではなく、レシピのレパートリーも意外と幅広いですし、健康効果も期待できます。
普段、何気なく「おいしいなぁ~」と感じながら食べているだけのおそばでも、実は私たちにとって嬉しい効能がありました。
そばの効能・特徴
そばを良く食べる人は長生きするという言い伝えもあります。そばには生命活動の土台となるタンパク質や、疲労回復やお肌の調子を整えてくれるビタミンB群が豊富で、美容作用や健康効果が期待できます。
温めても冷やしても食べられるのも、おそばのいいところです。
血圧を下げてくれる
蕎麦に含まれる成分で代表的なのに、「ルチン」があります。ルチンは血液をサラサラにしてくれる作用があると共に、高い血圧も下げてくれます。高血圧でお悩みの方も、ぜひおそばを食べてみてください。
エネルギーに転換されやすい
そばにはデンプンも多いため、炭水化物の仲間に数えられます。そばは短時間でも火が通りやすく、消化や吸収が促進されやすいです。そのため、おそばを食べると比較的スピーディーにエネルギーとして発揮され、消費されやすくなります。
短時間でササっと力をつけたい!といった時は、そばを食べるのが効果的です。
粘膜や皮膚を丈夫にしてくれる
そばに含まれるビタミンB2は、皮膚や粘膜の状態を調整してくれ、健康的な肌を作ってくれます。
イライラを鎮めてくれる
お蕎麦は疲労回復を促進してくれる食品でもあります。精神的にイライラしている場合も、その怒りを落ちつかせてくれるでしょう。また、食欲不振な夏バテの時にも効果的です。
そばの薬味としてよく利用されるネギも一緒に食べると、アリル化合物がおそばのビタミンB1の吸収を促してくれます。
胃に優しい
胃腸が弱い人は、コッテリしたものやどっしりと重量があるもの、刺激が強いスパイシーなものを食べると、お腹が反応してしまうことがありますよね。しかしおそばであれば、比較的胃に負担をかけずに食べられます。ツルツルっとのどごしが良く、軽く食べられる食品なので、体に優しいです。
ほぼ牛乳に匹敵するほど、水溶性で消化されやすいのも、お蕎麦の魅力です。特にそば粉100%で作られる10割そばは、消化に優れています。
そばの食べ方
一口に「そば」と言っても、お蕎麦屋さんに行くと様々なメニューがありますよね。蕎麦の食べ方はバリエーションが豊富で、自分の好みの食べ方で食べることができます。
・もりそば
・かけそば
・ざるそば
・肉そば
・温そば
・冷そば
上記はおそばを食べる時の一般的な食べ方ですが、お蕎麦好きな人の中には、ツユにつけず、おそばだけをすする「水蕎麦」が好きな人もいます。
空腹時は五感や胃の中が敏感になっています。そのため、ツユにはつけず、お蕎麦単体を食べるだけでも、お蕎麦特有の風味を感じることができるためです。このように、お蕎麦独自の風味だけを味わう郷土料理を、「水蕎麦」といっています。
おそばの究極の食べ方と言えるでしょう。
そばの副作用は?食べ過ぎたらどうなるの?
そばには、特に気になる副作用はありません。そばは食べる他、「そば茶」としてそばの成分を飲むことができます。他のお茶には、飲み過ぎに気を付けたい副作用がありますが、そば茶にも心配な副作用は特に見当たりません。
しかし、だからといってそばやそば茶を必要以上に多く食べ過ぎたり飲み過ぎたりする必要はありません。
特にそばアレルギーの人は、そばだけでなく、そば茶も飲まない方がいいでしょう。
そばの保存方法
生そばを保存する場合、1食分ずつキッチンペーパーで包み、その上からラップで包んでから、冷蔵保存します。生そばの保存期間は、冷蔵で約3日前後となります。
買ってきた時は、ビニールに入ったものであれば、そのまま冷蔵保存できます。すぐにそばを使う予定がない場合は、冷凍保存が適しています。冷凍保存であれば、最長1ヶ月もちます。冷凍保存したお蕎麦は、熱湯に凍ったまま入れて茹でるといいでしょう。
スーパーなどで買ってきた乾麺であれば、常温で保存してもいいでしょう。
そばのとっておきレシピ
ここでは、「おいしすぎる!」と評判のいいそば料理のアイディアをご紹介します。是非ご参考にしてみてください。
豆乳ざるそば
カツオのうまみに、豆乳の栄養をトッピングしたおつゆにつけて食べるお蕎麦です。そばは豆乳との相性もいいため、食べやすいです。その後薬味を好きなだけ入れてアレンジしてみるといいでしょう。
梅そば
梅干しがたっぷりおそばにからんで、サッパリといただけるそば料理です。
ツルツルっとした喉越しが後からきて、そばの食感がさらにおいしく感じます。
アボカド&トマトのサラダ蕎麦
そばを茹でて、トマトとアボカドと和えるだけで出来上がる簡単なお料理です。特に夏におすすめの、涼しいそばレシピです。