スナップエンドウは、マメ科に属した野菜で、1970年代にアメリカで栽培された歴史の浅い野菜です。手軽に食べられるお豆として、最近野菜の中でも人気が上がってきています。スナップエンドウとも言いますし、「スナックエンドウ」とも言います。手軽に食べられるスナップエンドウですが、どのような効能やおいしい食べ方があるのか、リサーチしてみました。
スナップエンドウの効能・特徴
血圧にいい作用がある
スナップエンドウにはカリウムが含まれているため、高血圧を防ぎ、心筋梗塞や動脈硬化を予防してくれます。血圧が高めの人は、スナップエンドウを積極的に食べるとカリウムが豊富にとれます。
骨そしょう症を防ぐ
スナップエンドウにはビタミンKが含まれていて、カルシウムが骨を丈夫にする時にサポートしてくれます。カルシウムと互いに関係し合って骨を強くしてくれるため、骨そしょう症を予防できるでしょう。
眼精疲労をとってくれる
スナップエンドウにはベータカロテンが含まれているため、眼の疾患を防いでくれます。粘膜を保護する作用があるからです。目を酷使して疲れ目の時も、ベータカロテンを積極的にとることによって緩和されてきます。
また、動脈硬化の予防にもなります。
免疫力強化、美肌効果
スナップエンドウにはビタミンCが含有されています。このビタミンは抗酸化作用に優れているため、細胞の老化を防いでくれます。そのため、肌細胞も生き生きと若々しくなり、美肌効果が期待できます。
また、ビタミンCは風邪にも効果的です。
活性酸素を除去する効果が高いため、血管の老化やがんを防いでくれ、免疫力を高めてくれます。体を丈夫にするのにも、ビタミンCが欠かせません。
ただし、ビタミンCは水溶性のビタミンなので、茹でてしまうと成分がお湯に溶け出てしまい、効果が薄くなってしまいます。加熱のし過ぎには気をつけましょう。
スナップエンドウの食べ方
スナップエンドウは、筋取りをして下茹でしてから調理するのが一般的です。スナップエンドウは緑が綺麗な食材なので、煮物やちらし寿司にトッピングしても、いつものお料理が華やかに見えて盛り付け上手になります。
また、スナップエンドウだけで楽しむこともでき、シンプルに塩やマヨネーズをつけて食べるのもおいしいです。お酒のおつまみとしてもピッタリですよ。
そんなスナップエンドウですが、おいしさを最大限引き出すためにも、どのくらいの茹で時間が適当なのかというと、1分30秒程度です。沸騰したお湯にスナップエンドウを入れてから1分30秒ほど経つと、スナップエンドウの色合いが鮮やかなグリーンになってきます。
このくらいになるまでサっと軽く茹でましょう。そしてお湯から出したら、すぐに冷たい水で冷やします。冷水をかけている時間は大体10秒ほどです。冷水からあげたら、すぐお皿に盛りつけてくださいね。
ちなみに、好みによってかために茹でたい場合は、1分程度茹でるだけでもいいです。柔らかいスナップエンドウがお好みであれば、2分間茹でましょう。
スナップエンドウの副作用は?食べ過ぎるとどうなる?
スナップエンドウを食べていても、危険な副作用はありません。また、低カロリーなので、スナップエンドウをたくさん食べたとしても、一気に太るとは考えにくいです。
ただし、必要以上にとったからといって効能が上がるわけではありませんので、食べ過ぎには要注意です。特にスナップエンドウに含まれるビタミンCは、一度にたくさん摂って余分になった場合、体外に排出されてしまいます。健康・美容効果に優れているビタミンCは、体内にストックしておけないのです。
また、スナップエンドウにはビタミンKが含まれていて、血液凝固や骨を丈夫にするのに役立ちます。しかしその一方で、もしあなたがワーファリンという薬を服用している場合、ビタミンKを摂りすぎることで、薬の効果が弱くなってしまう恐れがあります。
そのため、ビタミンKの摂りすぎには十分注意したいところです。
スナップエンドウの保存方法
スナップエンドウをうまく保存していないと、スナップエンドウ特有のシャキっとした
食感が失われてしまいます…。そのため、基本的にはスナップエンドウを早めに食べることをおすすめします。
スナップエンドウが食べきれなくて保存する場合、ビニール袋に入れてから、冷蔵庫にしまいましょう。そして2日程度で食べきるようにします。冷凍する場合は固ゆでにし、ビニール袋に重ならないように並べてから、冷凍保存します。
スナップエンドウのおいしいレシピ
スナップえんどうを使ったレシピは意外とたくさんあります。ここでは、スナップえんどうのポリポリした食感が存分に味わえるようなメニューをご紹介します。
・スナップえんどうのレモンペッパー炒め
ポリっとした感触が止まらないシンプルなメニューです。材料もシンプルで、スナップえんどう30本があれば2人分作れます。味付けはバター、レモン汁、ブラックペッパーと塩で調節します。
とても簡単に出来上がるので、ぜひトライしてみてくださいね!