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玉ねぎの栄養効果は?栄養素を逃さない食べ方を管理栄養士が解説!

玉ねぎの栄養効果はあるの?

玉ねぎの栄養について、玉ねぎの栄養素を逃さない食べ方と一緒に管理栄養士が分かりやすく説明していきます。

玉ねぎの栄養効果や効能

玉ねぎの栄養効果や効能は、実際のところどうなのでしょうか?

玉ねぎの栄養素を考えるにあたり、注目したいのはなんと言っても、その特徴的なにおいです。

 

玉ねぎを切ると、硫黄のような温泉のような、その独特のにおいが漂いますよね。

実は、この玉ねぎのにおいにこそ栄養効果が隠れているのです。

 

というのも、この玉ねぎのにおいの元の成分が、身体を老化しにくくする抗酸化作用があるからなんですね。

この抗酸化作用には、

  • 血液をサラサラにする
  • 血管をしなやかにする
  • 中性脂肪を減らす
  • 疲労回復

などの万能的な効果が期待できます。

 

これこそが玉ねぎの栄養効果が高いといわれる所以なのですね。

しかし、玉ねぎの栄養は調理法によって減ってしまうものなのでしょうか?

 

次に、こちらについて詳しく説明していきましょう。

玉ねぎの栄養成分は切り方で変わるのか

結論からいえば、玉ねぎの栄養成分は切り方によって変わってきます。

というのも、玉ねぎを切ることで栄養効果が高い成分が変化してくるからなんですね。

 

つまり、玉ねぎを丸ごとかぶりついたからといって、最大限の栄養成分を摂取できるかというとそうではないのです。

具体的には、玉ねぎは切れば切るほど栄養成分が増えるといえます。

 

これはなぜかというと、玉ねぎの断面が増えれば増えるほど、玉ねぎの成分が空気に触れる面積が増えるためです。

玉ねぎの成分は、空気に触れることで栄養効果が増します。

 

そのため、理想でいえば、玉ねぎはみじん切りにして食べるのがおすすめです。

そしてさらに、みじん切りにした後にそのまま放置しておくと、空気と触れる時間が長いため、さらに玉ねぎの栄養効果が期待できますよ。

玉ねぎの栄養は加熱や水にさらすと減るのか

玉ねぎの栄養効果を一番に考えるなら、玉ねぎを水にさらすことなく生で食べる(さらに、みじん切りで!)ことです。

これは、玉ねぎの栄養成分が水に流れやすい水溶性であるためで、玉ねぎを水にさらすと栄養成分がどんどん流れ出てしまいます。

 

そのため、生の玉ねぎのおすすめの食べ方としては、自家製タルタルソースに生のみじん切り玉ねぎを混ぜるのがおすすめです。

しかし実際のところ、水にさらさない生の玉ねぎは食べにくいといえます。

 

「良薬口に苦し」とはまさにこのことで、生の玉ねぎは栄養が期待できるものの、食べにくいということなんですね。

そんな場合におすすめなのが、玉ねぎを加熱して食べることです。

 

玉ねぎの栄養成分は温度の変化には強いため、加熱しても栄養が損なわれません。

それどころか、玉ねぎの栄養成分は加熱で増加し、油と一緒に摂取するとその吸収率が増すともいわれています。

 

玉ねぎの加熱はレンジでもできるので、水にさらすことなく生か加熱をして食べるようにしましょう。

玉ねぎの栄養を逃さない調理法

玉ねぎの栄養を逃さない調理法として、加熱して食べることがおすすめなのは先ほどお伝えした通りです。

そんな玉ねぎの具体的な加熱調理法としては、野菜炒めなど油を敷いて炒めるほか、しょうが焼きなどの付け合わせとして食べる定番の食べ方もおすすめです。

 

また、玉ねぎを丸ごと蒸してトマトソースをかけていただくのも、イタリアンでは定番の料理ですよね。

玉ねぎを丸ごと蒸して調理するのは一見難しそうに感じられるかもしれません。

 

しかし、水で濡らした丸ごと玉ねぎをお皿に乗せて、ラップをかけてレンジに入れればとても簡単に調理できますよ。

また、油と一緒に摂取するとさらなる栄養が期待できる玉ねぎは、かき揚げなどにするのもおすすめです。

玉ねぎの栄養を逃さない食べ方

玉ねぎの栄養を逃さない食べ方としては、スープや味噌汁に入れて食べるのもおすすめです。

なぜなら、玉ねぎを加熱することで栄養成分を引き出すことができるからですね。

 

また、その栄養素をたっぷり含んだ汁ごと摂取するのがおすすめの食べ方といえます。

たとえば、玉ねぎを使ったわかめ入りの中華スープは、どんな食シーンでも合わせやすいでしょう。

 

そして、玉ねぎやジャガイモが入った味噌汁は、食べごたえもありますし、玉ねぎの甘みが身体に染み渡る美味しさですよね。

そのほか、ラタトゥイユやミートソースの形でも、玉ねぎの栄養を丸ごと摂取することができますよ。

 

玉ねぎの栄養を最大限に摂取できる、加熱の調理法や玉ねぎの汁も丸ごと食べられる方法で、上手に玉ねぎの栄養を身体に取り入れていきたいですね。

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