そのまま食べても、ご飯に乗せて食べてもおいしいキムチ。
韓国の家庭料理としても有名ですが、日本でもキムチが大好きな人は多いですよね。キムチを食べると体がポカポカしてきて、エネルギーがわいてくるような気がしませんか?
キムチを食べることによって、どのような健康効果が得られるのでしょうか。また、おいしく食べるための料理には、どのようなアレンジ法があるのでしょうか。
キムチの効能・特徴
キムチは野菜に香辛料を入れて、熟成させてできた発酵食品です。熟成のプロセスで、野菜に香辛料がしみ込み、微生物の作用によって発酵されます。そして、キムチ独特の香りと風味が出て完成します。
老化予防
キムチはピリっと辛みがありますよね。これは、トウガラシの主成分であるカプサイシンによるものです。カプサイシンは、胃液の分泌を多くしてくれ、消化をサポートしてくれます。
ビタミンAとCの含有量も多く、抗酸化作用によって老化防止になります。
スタミナ強化
キムチにはにんにくが入っています。にんにくに含まれるスコルジニンには、スタミナ増進の効果が期待できます。キムチを食べると元気がわいてくる気がするのは、にんにくのおかげだとも言えるでしょう。
さらに、にんにくに含まれるアリシンには、ビタミンB1の吸収を促して、生理代謝を活発にする作用があります。
血行促進
キムチを食べると体が温かくなるのは、辛いせいもありますが、その他にも、生姜の作用もあります。
生姜には、ジンジョロルという成分が含まれており、血行を促進してくれます。食欲をそそる作用もあるため、夏バテした時の、食欲増進にも役立ちます。
腸の働きを整えてくれる
キムチには、ヨーグルトに代表される乳酸菌も豊富です。そのため、ヨーグルトにように腸内の悪玉菌を排除し、善玉菌を増やす効果が期待できます。乳酸菌の整腸作用によって、便秘予防、改善にもなるでしょう。
生活習慣病の予防
キムチの原材料は野菜なので、低カロリーでダイエット向きです。野菜の繊維もたくさん含まれているため、腸の働きを活発にしながらも、糖質や脂質、コレステロール値を下げてくれます。心臓病や糖尿病、肥満の予防にもなるでしょう。
エディオンの食べ方
キムチは、そのまま食べてもおいしいです。
その他には、
・キムチライス
・ビビンパ
・キムチ鍋
・キムチ納豆
・キムチチャーハン
などがあります。
納豆キムチは特に、納豆とキムチを混ぜれば出来上がるのでとても簡単です。その上、ダイエット効果にも優れています。
キムチを食べ過ぎると作用が出るの?
キムチが大好きで、つい食べ過ぎてしまうこともあるでしょう。しかし、キムチを過剰摂取した場合に、何か副作用は考えられるのでしょうか。可能性のある副作用は、「肥満」です。
キムチは野菜が主体なので、基本的には低カロリーです。しかし一気に食べ過ぎると、カロリーも当然大きくなるため、必要以上にカロリーを摂ってしまい、太りやすくなる可能性があります。
キムチはご飯との相性も良いため、キムチを食べれば食べるほどご飯が欲しくなり、太ってしまう可能性もあります。キムチが大好きでも、食べ過ぎると太るリスクがあるため、ほどほどにしておきましょう。
また、お店で売られるキムチによっては、添加物が大量に含まれているものもあります。添加物は微量ですし、口に入れたからといってすぐ病気になるものではありません。しかし、添加物が体に蓄積されていくと、ゆくゆくは発がんのリスクが出てきます。
お店では多様なキムチが売られているため、できれば添加物フリーにこだわって選んでみてください。
キムチの保存方法
キムチは、10度以下のところで保存しなければなりません。常温保存よりは、冷蔵保存の方が鮮度を保てます。10度以上の環境だと、発酵が行き過ぎて、腐ってしまう恐れがあります。
キムチは元々発酵した食品ですので、保存性に優れています。とはいうものの、3週間すると酸味が強くなって、おいしさが落ちてしまうことがあります。
基本的には、容器に入れた状態で冷蔵保存します。あるいは、ジッパー袋に入れて、空気をしっかり抜いた状態で冷蔵保存します。
キムチのレシピ
スーパーで売っているキムチを買ってきて、そのまま食べるのもおいしいです。しかし、おうちでアレンジしてもっとおいしく楽しむこともできます。ここでは、時間をかけずにサっと簡単にできるキムチのレシピをご紹介します。
・材料
マヨネーズ…適量
ごま油…適量
キムチ…好み
ご飯…1杯分
・卵…1個
・ネギ…適量
キムチを食べやすい大きさにカットする
↓
ゴマ油とマヨネーズにそのキムチを混ぜる
↓
ライスに乗せる
↓
ネギや温泉卵を乗せて丼にする
↓
完成!
これで立派なキムチライスの完成です。ライスなしでキムチを楽しむなら、単純に、マヨネーズとごま油を入れた容器に、キムチをつけながら食べるだけでもおいしいです。
お酒のおつまみにもよく合います。