柿は果物としてそのまま食べてもおいしいですが、干し柿もおいしいし、薄くスライスしてサラダに入れるレシピもあります。
幅広いメニューにさりげなく相性があう柿ですが、柿はおいしいだけでなく、意外な効能もあったのです!
具体的などのような効果に優れているのか、早速みていきましょう!
柿の効能・特徴
柿はビタミンが豊富で、ビタミンA、C、K、B1、B2が含まれていて、天然のビタミン剤とも言われているくらいです。
その中でもビタミンCはミカンの柑橘系の2倍にもなるのです!
ビタミンCと言えば美肌にしてくれるビタミンでもありますよね。
シミやくすみができるのも、防いでくれます。
柿にはビタミンCが豊富で、疲労回復や風邪予防に効果的です。
また、柿に含まれるビタミンAは免疫力をアップしてくれる作用もあるため、柿で風邪予防の対策もできます。
お酒を飲み過ぎて二日酔いになってしまった人も、柿を食べると二日酔いが和らぐと言われています。
なぜかというと、柿の渋みである「タンニン」には、アルコールを分解する作用があるからです。
また、カリウムには利尿作用があって、尿を排出しやすくしてくれます。
要するに、体内に蓄積されたアルコール成分をタンニンで分解することができ、カリウムが尿として外へと流してくれるわけですね。
まさに柿は二日酔いの救世主です!
また、柿にはベータカロテンも含まれていて、目を守ってくれます。
視力維持にもなりますし、視力が良くなるとも言われています。
ただし、ベータカロテンで視力が回復することは、科学的には立証されていないため、正確には目の疲れをとってくれる、視力維持をしてくれるなどの効果です。
さらにベータカロテンは、お肌や髪の毛を健康的に保ってくれます。
柿を干し柿にすると、さらにベータカロテンの量が増えます。ただし、干すとビタミンCは破壊されてしまいます…。
柿の食べ方
・柿ゼリーとして食べる
柿は熟した柿をそのまま食べると、ゼリーのようにプルンとした食感でとてもおいしいです。
実際、柿をピューレ状にしてゼリーにして食べるのもおすすめです。
柿の種や皮、ヘタを取り除き、ミキサーにかけてピューレ状にします。
これをゼラチンで固めてゼリーにしたり、シャーベットにしたりすると、夏の暑い時も身体が涼しくなり、いいおやつになるでしょう。
・サラダに入れる
冒頭でもご紹介しましたが、柿はサラダに加えてもおいしいです。
特にさつまいもとクリームチーズ、柿の相性はいいので、ぜひさつまいもとチーズのサラダを作ってみてください。
ヘルシーなヨーグルトとマヨネーズを混ぜて作ったドレッシングをサラダにかけるとよく合いますし、健康効果もアップします。
パウンドケーキに、ペースト状にした柿を加えるのもよく合います。
柿にも甘みがあるため、砂糖を沢山加えなくても、柿の甘さでもフルーティーな甘みが出て、パウンドケーキがおいしくなります。
水分を少し抜いた柿ペーストを入れて、パウンドケーキを作るのもいいでしょう。
柿などのフルーツの甘さは、砂糖の甘みと違って、ほんのり優しい甘さがあります。
柿の副作用って?食べ過ぎたらどうなる?
柿だけに関わらず、やはり食べ過ぎは禁物です。柿を食べ過ぎた場合、副作用ではないですが、身体が冷えやすくなります。
元々冷え性の人はお気を付けください。
また、柿を沢山食べ過ぎることによって、消化不良になってしまうことがあります。
柿はタンニンが豊富ですが、タンニンを摂りすぎると便秘や貧血の症状が出やすくなります。
一日2個を上限にしておきましょう。
柿の保存方法
柿の保存は水分が命です。
乾燥させないように、ポリエチレンの袋に入れて冷蔵庫に入れましょう。
野菜室に入れておくと1週間ほど保存がききますが、常温だと2日で熟してしまうため、早めに食べる必要があります。
・冷凍保存する場合
上記は冷蔵保存ですが、柿は冷凍で保存することもできます。
熟して柔らかくなってしまった柿は、冷凍保存するのがおすすめです。
丸ごと冷凍庫に入れて保存してもいいですし、食べやすいように、あらかじめカットした柿をバットに並べ、ラップをかけて冷凍保存するのもいいです。
柿のレシピ
・柿のジャム
柿の実を使ってジャムを作ることもできます。
柿ジャムをパンのトーストにつけて食べると、本当においしいです!
作り方も簡単なので、料理は面倒…という方も、ぜひ実践してみてくださいね♪
<作り方>
柿の皮、種、ヘタをとってペースト状にする
↓
砂糖と蜂蜜、レモン汁を加えて鍋で加熱する
・柿と春菊の白和え
柿は、白和えにトッピングして楽しむこともできます。
まずは普通の白和えを作って、そこに細く切った柿を加えます。
砂糖の甘さではなく、果物の易しい甘さが白和えととてもよく合うのです。
春菊は香りがいいため、柿に甘みがあってもくどくならず、おかずとしておいしく食べられます。