かぶの見た目は大根のようですが、大根とは違った味わいで、スープやサラダ、漬物に使われることが多いです。
大根よりも独特な味があるため苦手な人もいるかもしれませんが、調理法によって味わいが全く変わり、栄養価にも優れているためヘルシーです。
低カロリーだから、ダイエット中でも安心してかぶ料理が召し上がれます。
そんなかぶには、具体的にどのような効能があるのでしょうか。
ここでは、かぶについて詳しくご紹介していきます。
かぶの栄養や効能は?
生のかぶを食べると、食べ過ぎやお酒の飲みすぎなどで弱った胃を回復してくれます。
また、かぶは体を温めてくれるため、冷え性にお悩みの方にも効果的です。
がん予防、免疫力アップ、視力維持…
かぶにはベータカロテンも豊富に含まれていて、免疫力を高め、癌を抑制する働きに優れています。
体内でビタミンAに転換されるため、髪を美しく保ってくれ、視力維持や粘膜、皮膚の健康維持をしてくれます。
喉や肺など、呼吸器系を丈夫にして守ってくれます。
また、ベータカロテンは、ビタミンCと同じく人間の細胞が老化していくのを防いでくれます。
ベータカロテンはビタミンAが不足している時にはそれを察知し、ビタミンAに変換されることで、ビタミンAの役割を担っています。
美肌効果
ビタミンCは風邪予防や疲れを回復する効果にも優れている他、肌荒れを改善する効果も高いです。
消化機能アップ
かぶには「イソチオシアネート」という成分も含まれていますが、こちらはかぶだけでなく、アブラナ科のキャベツやブロッコリーにも沢山含まれています。
口にした時ピリッと感じるのは、イソチオシアネートの作用でもあります。
消化機能を高めてくれ、殺菌してくれます。
整腸作用
かぶに多く含まれる成分と言えば、アミラーゼです。
アミラーゼはでんぷんの消化酵素として働き、胃がもたれた時にとるとスッキリしますし、腸の働きが整います。
かぶの食べ方は?
かぶは野菜ですが、根っこは意外とアクが弱く、和風料理でも洋風料理でも使いやすいです。
かぶに含まれるビタミンCは加熱調理すると栄養が破壊されてしまうため、ビタミンCを生かしたいなら生で食べるのがいいです。
お漬物にすると食べやすいですが、サラダやあえ物に加えるのもおすすめです。
かぶの根っこは火が通りやすいため、味も入りやすいのは利点ですが、その分煮崩れしやすいです。
対策としては、加熱時間を短くすることです。
かぶの根っこはお米のとぎ汁か米粒を入れて茹でるといいでしょう。
葉は他の野菜と同じように、炒め物や煮物、和え物などに向いています。
塩漬けにする時はさっとゆがうと色が綺麗になり、苦みも抜けます。
かぶの副作用は?食べ過ぎたらどうなる?
かぶを食べ過ぎても特別な副作用は起こりませんが、整腸作用があるため、お腹が元々敏感な人だと、お腹がゆるくなるかもしれません。
かぶの保存方法
かぶは葉っぱつきのままでは水分が蒸発しやすいため、保存する時は葉っぱと根っこを切り分けてから保存します。
葉を外してポリ袋、あるいはラップをして野菜室に保存するといいでしょう。
根っこは5日、葉は2日ほど保存ができます。
かぶののレシピ
かぶはお肉との相性も良く、他の食材と組み合わせることでさらに美容効果や健康効果が高くなります。
例えばかぶと豚ひき肉を合わせた料理を作ると、栄養価もアップします。
かぶに含有されるビタミンCは、豚ひき肉に含まれる鉄の吸収率を高めてくれるからです。
これによって、血の巡りが良くなり、貧血の予防や肌のくすみを奇麗にしてくれます。
かぶは大根と似ていますが、大根よりもキメが細かく、口当たりもなめらかです。
葉っぱにも栄養が含まれていて、レパートリーは何気に多いです。
ここでは、「かぶのそぼろあんかけ」をご紹介します。
【材料(4人分)】
・かぶ 8個
・だし汁 2カップ
・そぼろ用調味料
・鶏ひき肉 150g
・酒 大さじ2
・しょうゆ 大さじ1
・砂糖 大さじ1
・片栗粉
・塩
【レシピ】
かぶは茎を残して葉っぱの部分を切って取り除く。
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水を張ったボールの中で、茎のつけ根を指先で軽くこすって汚れを落とす。
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皮をむき、水の中に10分ほどさらす。
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器に片栗粉大さじ1を、水大さじ2で溶いておく。
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鍋にだし汁を煮立ててかぶを入れる。
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再び煮立ったら弱火にし、落としぶたをして5~6分煮る。
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砂糖や塩を少々加え、再び落としぶたをして竹串を刺す。
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弱火でさらに15分ほど煮る。
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フライパンに鶏ひき肉、そぼろ用調味料を入れてよく混ぜる。
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中火にかけ、菜箸で絶えずかき混ぜ、汁けがなくなり、ポロポロになってくるまで炒める。
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かぶの煮汁にそぼろを加えて、塩を適量入れて味を調える。
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煮立ったら水溶き片栗粉をもう一度混ぜてから加え、かぶを崩さないように手早く混ぜる。
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とろみがついたら器に盛る。