ごぼうを使った代表的な料理と言えば、「きんぴら」が挙げられますよね。
日本の伝統的な副菜で、栄養価も高いと言われています。また、最近は、ごぼうの栄養分を手軽にとれるごぼうチップスやごぼう茶の人気も出てきています。
ごぼうを調理するとなると手間や時間もかかりますが、あらかじめ調理されて食べやすくなっているごぼうチップスや、お湯を注ぐだけでできるごぼう茶であれば、買ってくれば毎日手軽のごぼうの栄養分がとれます。
それでは、具体的にごぼうにはどのような効能があるのでしょうか?
おいしい食べ方についても、一緒にみていきましょう!
ごぼうの効能・特徴
ごぼうは食物繊維が豊富なので、代表的な効能と言えば、便秘改善です。
ごぼうは不溶性食物繊維も、水溶性食物繊維も両方含んでいます。
食物繊維の他には、
・カリウム
・カルシウム
・マグネシウム
などのミネラルもたっぷり含有されています。
むくみ改善
身体がむくみやすい人は、ごぼうに含まれるイヌリンやカリウムのおかげで、老廃物の排出が促進され、むくみもスッキリします。
体内にたまった不要な水分や老廃物を、イヌリンやカリウムが綺麗に流してくれるのです。
身体を浄化するのにいいです。
疲れはアルギニンで解消!
最近何だか疲れやすいなぁと感じている時も、ごぼうはおすすめです。
ごぼうには「アルギニン」という成分が豊富に含有され、疲れの軽減、ストレス解消に効果的です。
アルギニンは聞き慣れない言葉ですが、要はアミノ酸の1つです。
運動した時に、血液中に分泌されるアンモニアが増えてしまうのを防いでくれるため、運動後の疲れを癒すのにも向いています。
ごぼう茶として飲めば、栄養ドリンクのように、疲れを改善する作用が期待できるでしょう。
体内で作れる量は少なくなるので、足りない分は食事から補うといいでしょう。
また、ポリフェノールの1つでもあるサポニンも含まれています。
サポニンの特徴は、
・健康促進
・悪玉コレステロール減少
・シミ改善
・冷え性改善
・がん予防
・傷や怪我の回復を促す
・血栓予防
ごぼうの食べ方は?
ごぼうは炒め物や汁物に適しています。
ただし、アクがあるので下ごしらえも丁寧にやることが必要です。
アクを抜く目的は、ごぼうが酸化して変色するのを防ぐためです。また、アクがあるままだとえぐみが出て味が落ちることがあるため、水にさらす、酢水につけるなどして、アクをとります。
アク抜きしたごぼうを調理する時、カットの方法は「ささがき」が一般的です。
慣れていないとやりにくい切り方ですが、ごぼう特有の栄養分を吸収しやすくなります。
このため、ごぼうの料理にはささがきが不可欠です。
ごぼうが好きなら、ささがきにも慣れておくといいでしょう。
ごぼうを食べ過ぎて副作用が出る?
ごぼうには強烈な成分が含まれていないため、食べ過ぎたとしても危険な副作用はないですが、腸が敏感な人だと、ごぼうの食物繊維によって、お腹がゆるくなることがあります。
また、カリウムによる利尿作用があるため、ごぼうを沢山食べるとお小水がたくさん出るようになります。
ごぼうの保存方法は?
ごぼうは乾燥してしまうと劣化し、味も悪くなってしまいます。
このため、保存する時はいかに乾燥させないかが重要です。
土がごぼうに付着している場合は、新聞紙で包んで冷暗所に保管しておきます。
ごぼうを洗った場合は、湿らせた新聞紙に包んで冷蔵庫で保存します。
どちらの方法でも、長くて1週間までが目安です。
長期間保存した時は、そのまま味噌汁に入れる、炒めてきんぴらごぼうにするなどが
おすすめです。
新ぎぼうの時は、ナイロン袋やラップで密閉して、冷蔵庫で保管します。
ごぼうは日持ちする食材ではないので、早めに食べきるようにしましょう。
ごぼうのおいしいレシピ
ごぼうはきんぴらや筑前煮など、炒め物にもいいですし、カラっと油で揚げてごぼうチップスを作るのもいいでしょう。
また、ご飯とも相性がいいので、炊き込みご飯の材料にするのもおすすめです。
今回は、子供から大人までおいしく食べられる「鶏ごぼうの炊き込みご飯」をご紹介します。
是非ご参考にしてみてください。
【鶏ごぼうの炊き込みご飯】
・お米…3合
・鶏みおも肉…100グラム
・ごぼう…1本
・酒…大さじ2
・まいたけ…1パック
・みりん…大さじ3
・醤油…大さじ3
・切干大根20グラム
【レシピ】
・お米は浄水で洗って、30~1時間水につけておく
・鶏もも肉を水で洗って、キッチンペーパーで水けをよく切り、食べやすいようにカットする
・ごぼうはささがきにして、さっと水にさらす
・切干大根は、汚れている部分だけサっと洗い、まいたけは食べやすい大きさに切る
・お米の水をきって、炊飯器の窯に入れ、3合分の水を入れる
・そこに醤油やみりん、酒を加えて全体を混ぜる
・具を全体的に広げる
・炊飯のスイッチを押す
・炊けたらしゃもじで切るようにして混ぜる