エリンギはカロリーが低くて栄養価が高いため、ダイエット中にも積極的に食べてみるといいでしょう。
キノコの仲間なのでお肉や他の野菜とも相性が良く、料理の質をさらに高めてくれます。何となくヘルシーで健康的に見えるエリンギですが、具体的にどのような効能があるのか、ここで明らかにしていきましょう。
エリンギの効能・特徴
エリンギは栄養学的に完璧ということはできませんが、ビタミンB1やB2、葉酸や食物繊維を豊富に含んでいて、美肌作用や便秘改善、アンチエイジングに効果的です。
疲れが回復する
エリンギは、体内に蓄積されている不要物を除去してくれる働きがあります。疲労回復を促進するための大事な成分は、アスパラギン酸やカリウムです。カリウムは、体内の水分調節をサポートして、血圧が高くなってしまうのを抑制してくれます。
そして老廃物の排出を促してくれるミネラルでもあります。その一方でアスパラギン酸は、尿の合成やエネルギー代謝に大きく関与しています。
アミノ酸の1つなので、抵抗力を強くしてくれ、疲れにくい体にしてくれます。
エリンギはこれら2つの栄養素を豊富に含み、疲れ気味の体に嬉しい食材なのです。
代謝を上げてくれる
エリンギには、糖質をエネルギーに変えて、脳と神経の正常な働きに関わっているビタミンB1が豊富です。脂質をエネルギーに転換してくれるため、粘膜や皮膚の健康を助けてくれます。アルコールの分解も助けてくれ、毛細血管に働いて動脈効果を予防してくれるナイアシンも含有されています。
ストレスを改善してくれるホルモンに大切な、パントテン酸も多く含んでいます。エリンギに豊富含まれるビタミンB群は、相互に働いて体内で活発な代謝の分解を手伝ってくれます。
腸内環境を改善してくれる
エリンギには食物繊維も含まれています。食物繊維は腸や胃で水分を吸収して膨らませ、腸を刺激してお通じを良好にしてくれます。腸内の老廃物や脂肪を体外に排出するための、「デトックス効果」もあります。
エリンギの食べ方
エリンギは、味よりも食感が独特で特徴的です。風味はさほど強くないため、一緒に合わせる食材は、味が強めのものを選ぶとバランスがいいです。エリンギの歯触りを追加するような食べ方がおすすめです。
加熱しても、エリンギ独特の食感は消えません。調理する時は、食べやすい形にカットして使いましょう。主な食べ方の例には、
・味噌汁
・煮物
・オイスター炒め
・ニンニクのバター炒め
・素焼き
・オイルソテー
・天ぷら
・フライ
などがあります。
エリンギは太めなので、手で割くなどして、シンプルに素焼きするだけでもおいしいです。
エリンギを食べ過ぎるとどんな副作用があるの?
エリンギには、基本的に副作用はないですが、食物繊維が豊富なため、食べ過ぎると下痢になる恐れがあります。
便秘の人は、食物繊維の働きで便秘が改善できることもありますが、特に便秘などない人でしたが、必要以上に多く摂りすぎないようにしましょう。
エリンギの保存方法
エリンギは冷凍保存ができます。保存する前に適当な大きさにカットし、冷凍可能な保存袋やラップに巻いて、冷蔵庫に入れましょう。6時間くらいで、冷凍保存に適したエリンギが完成します。
冷蔵庫に入れて保管する場合には、3~4日程度が保存期間なので気をつけましょう。
エリンギのレシピ
エリンギはダイエット中にも取り入れておきたいきのこです。脂肪や体重が多い人も、エリンギを使ったレシピをダイエット食とすれば、メタボリックシンドロームの対策にもなるでしょう。
ご家庭で冷凍保存したエリンギは、1ヶ月くらい長持ちします。冷凍したエリンギは解凍せず、そのまま調理に使用しましょう。凍ったままお鍋やフライパンに投入してOKです。
<材料>
玉ねぎ
にんじん
コンソメスープ(3個)
水(800ミリリットル)
<作り方>
お鍋に水とコンソメキューブ、食べやすい大きさにカットした野菜を入れて加熱します。
沸騰したら、野菜が柔らかくなるまで、中火で10分~15分煮込みます。コショウと塩で味付けしたら出来上がります。
<ポイント>
シャキシャキしたもやしと、弾力のあるエリンギの食感を楽しめます。よく噛んで食べることによって満腹中枢を刺激し、ダイエット中でも安心して食べられる低カロリーのメニューです。
上記の材料を入れると、エリンギに含有されない栄養素が追加され、栄養バランスも整います。
その他、加えるといい相性のいい野菜は、ブロッコリーやトマト、水煮大豆などです。
あくまでも糖質やカロリーを抑えて作ったメニューなので、おいしい上にヘルシーです。
物足りなければ、ジャガイモなど芋類や、ウィンナーソーセージを加えると風味が増します。
ぜひ上記のレシピにチャレンジしてみてくださいね!