ベーキングパウダーを入れすぎるとどうなるかご存知でしょうか?
味や体への影響などについて、詳しくお伝えしていきます。
ベーキングパウダーを入れすぎるとどうなる?
ベーキングパウダーを入れすぎるとどうなるのか?
見た目は小麦粉と大差ないベーキングパウダーですが、実は入れすぎると、さまざまな影響が出てくるのです。
ベーキングパウダーをたくさん入れすぎた場合、実は見た目や味などに変化が現れてきます。
ベーキングパウダーを入れることが多いのは、パンケーキやスコーン、蒸しパンなどお菓子作りなどの場面ですよね。
お菓子はその見た目や味が出来栄えに大きく左右するものです。
しかし、それがベーキングパウダーによって大きく変わるというのですから、これは油断できません。
ベーキングパウダーを入れすぎるとどうなるのか、見た目や味がどのように変化してしまうのか、それぞれについて詳しく説明していきましょう。
ベーキングパウダーを入れすぎると膨らまない
ベーキングパウダーを入れすぎると、その見た目の特徴としては、膨らまないことが挙げられます。
ふっくらとしたパンケーキなどは、見た目だけでなく食感として味わいにも影響してきますよね。
それが、ベーキングパウダーを入れすぎることによって、膨らまないパンケーキが出来上がると…なんだかとっても残念です。
ベーキングパウダーは膨らませるために入れるので、大量に入れれば入れるほど、ふっくらと膨らむような気さえしてしまいます。
しかし、ベーキングパウダーは適量を扱うことがとても大切なんですね。
焼き上げた後に膨らまない状態となってしまっても、残念ながら対処法はありません。
そのため、美味しいお菓子を作るためには、ベーキングパウダーを入れすぎないことが大切といえますね。
ベーキングパウダーを入れすぎると苦い
ベーキングパウダーを入れすぎると膨らまないことがわかりましたが、実は味にも影響が出てしまいます。
それは、ベーキングパウダーを入れすぎると苦いということです。
なぜ、ベーキングパウダーを入れすぎると苦いのか、その理由はベーキングパウダーには重曹が使われていることが原因なのです。
ベーキングパウダーに入っている重曹は、アルカリ性でもともと苦味のある成分です。
ただし、この重曹は炭酸ガスとして膨らむ代わりに、お菓子の生地がら抜けることになります。
そのため、ベーキングパウダーを適切な量だけ使うのであれば、苦いといったことにはなりません。
やはり、ここでもベーキングパウダーは入れすぎないことが大切、といえますね。
ベーキングパウダーに含まれるアルミは害?
ベーキングパウダーは入れすぎると苦いのは、重曹が原因ということがわかりました。
しかし、ベーキングパウダーにはもう一つ気になるものがあります。
それが、ベーキングパウダーに含まれているアルミです。
そう、ベーキングパウダーにはアルミが微量ながら含まれているんですね。
そのため、ベーキングパウダーを入れすぎると、アルミを多く摂取してしまうため、身体に害があるのではないか?と心配される人もいます。
しかし、結果としてお伝えすると、ベーキングパウダーを入れすぎても一度に食べる量を考えれば、アルミによる健康被害を起こすだけの量は摂取するのは難しいといえるでしょう。
ただし、子どもの場合は身体も小さいので、なるべく注意してあげたいですね。
ベーキングパウダーを入れすぎたときの対処法
ベーキングパウダーを入れすぎた場合、膨らまないのは我慢するにしても、蒸しパンやスコーンなどが苦いのはとても残念ですよね。
このようなベーキングパウダーを入れすぎたときの対処法として試してみていただきたいのは、少しだけレモンを入れることです。
もちろん、ベーキングパウダーを入れすぎたことによって、膨らまないのは対処できないかもしれません。
しかし、レモンによって、重曹のアルカリ性を中性に近づけることで、少しでも苦い味が緩和されることが期待できるでしょう。
ただし、入れすぎると酸味がきつくなってしまいますので、レモンクリームソースなどで目立ちにくくするのがおすすめです。
また、はちみつなどで苦い味をごまかすのも一つの手といえるでしょう。
そのほか、ベーキングパウダーを入れすぎるとショックが大きいものですが、なるべく失敗しないように、直接ボウルに入れないなどの工夫も大切ですね。